ゼミナール
Confidentzeminaru
seminar; university seminar group
katakana
由来
- 元言語
- ドイツ語 (de)
- 元の形
- Seminar
- 借用ルート
- ドイツ語大学制度語 → 日本の大学語へ
- 意味の変化
- セミナー → 大学の少人数研究クラス
- 最古文献
- 1900
解説
元の形はドイツ語 Seminar。Duden は大学の授業形式と、大学内の研究機関(institute)の両方を意味すると説明し、ラテン語 seminarium に由来し16世紀にドイツ語に入ったとします。精選版日本国語大辞典は1938年、河合栄治郎編『学生と読書』を例として引き、東京商科大学のゼミナール制度に言及します。
「制度」を伴う引用が、日本語側の使い方を象徴しています。 日本語の借用は第二次大戦前のドイツ大学文化を反映します。ゼミナールは少人数の研究ベースの授業で、学生発表と討論を伴うもの、一方通行の講義ではない、という意味でした。
1938年の引用は単発のイベント名ではなく「ゼミナール制度」という制度語です。短縮形の「ゼミ」は日常のキャンパス語になり、「セミナー」は後に企業研修や公開講座など一般の催しの語として広がりました。日本語辞書には1941年の小グループ講義の用例も載っています。
現代の「ゼミ」は授業のことも、教授の研究グループのことも指します。「山田ゼミに入る」は山田教授の研究グループに入ることを意味し、「ゼミ論」は多くの学部でゼミ用の論文の意味です。英語 seminar は学術や職業向けの集まりを広くカバーし、ドイツ語 Seminar も研究機関の意味を含みますが、日本語のゼミはキャンパスの研究グループに焦点が絞られています。