ガーゼ
Confidentgaze
gauze
katakana
由来
- 元言語
- ドイツ語 (de)
- 元の形
- Gaze
- 借用ルート
- ドイツ語 → 近代医学・衛生語として日本語へ
- 意味の変化
- 薄い織物 → 医療用ガーゼ
- 最古文献
- 1900
解説
ガーゼが英語の gauze をそのままカタカナにしたように見えるなら、意外にも日本語はドイツ医学経由で出会った可能性が高いです。意味は包帯、マスク、赤ちゃん用品、傷の手当てに使う、やわらかく目の粗い布で、英語の意味とよく似ています。ただし辞書では、直接の語源として German Gaze がよく挙げられます。
その布には小さな旅の話も隠れています。ドイツ語の Gaze はフランス語 gaze を通り、さらに上質な織物で知られた地中海東部の都市 Gaza にさかのぼるとされます。布の産地名らしきものが、長い時間をかけて日本の薬箱のガーゼになったわけです。
意味は大きく変わりませんでした。布は布のままです。変わったのは経路と居場所でした。
ドイツ医学が日本の医学教育に強かった時代、病院の道具や処置の言葉はドイツ語経由で入りました。小さな包帯一枚にも、カタカナ語がまっすぐ英語から来るとは限らない歴史が折り込まれています。