カルテ
Confidentkarute
medical chart
katakana
由来
- 元言語
- ドイツ語 (de)
- 元の形
- Karte
- 借用ルート
- ドイツ語 → 近代医学語として日本語へ
- 意味の変化
- カード・紙片 → 診療記録
- 最古文献
- 1900
解説
カルテが英語っぽい謎の医療語に聞こえるなら、意外にも白衣を着たドイツ語の「カード」です。日本語のカルテは診療記録を指しますが、もとは German Karte で、カード、図表、地図まで含む広い言葉でした。 この医療の意味は、明治日本をのぞくと見えてきます。
1871年、ドイツ人医師 Leopold Müller と Theodor Hoffmann が来日し、近代日本の医学教育につながる学校で教えました。当時のドイツ医学には強い権威があり、多くの医療語がその経路で入ってきました。その専門世界の中で、Karte はただのカードではなく、医師が患者を記録するものになったのです。
ドイツ語では Karte はトランプ、切符、地図にもなります。けれど日本語のカルテは診察室の言葉です。カルテを作る、電子カルテと言えば、ほとんどの人は地図もカードも思い浮かべません。
小さな記録ファイルの中に、留学、輸入教科書、明治の近代化が静かに残っています。
参考文献
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