ランドセル
Confidentrandoseru
school backpack
katakana
由来
- 元言語
- オランダ語 (nl)
- 元の形
- ransel
- 借用ルート
- オランダ語軍装語 → 日本の通学鞄語へ
- 意味の変化
- 兵士の背嚢 → 小学生の通学鞄
- 最古文献
- 1880
解説
1868年、小学館の精選版日本国語大辞典は『此花新書』第2号を引き、軍隊の場面でランドセルを記録します。借用元はオランダ語 ransel、兵士に結びついた長方形の背負いかばんです。オランダ語 ANW は ransel を「最初は兵士のために、後には学校用の似た形のかばんにも使われる背負い袋」と定義します。
同じ日本語項目によれば、ランドセルは「ランセル」「ランゼル」とも聞き取られていました。学校道具の前に、まず軍隊道具だったわけです。 幕末・明治初期の日本では、オランダ系の軍事語彙が蘭学、軍事訓練、装備品の名前(背嚢など)を通じて入りました。
同辞書の注は1850年の高野長英による「ラントスル」と、1885年の学習院がこの背負い式かばんを学生装備の一部として採用した経緯にも触れます。1892年の巌谷小波『当世少年気質』は学校用の意味を記録します。 現代のランドセルは、ふつう小学生(特に4月入学を控えた1年生)が使う固いボックス型のかばんを意味します。
英語の school backpack はもっと広く、ナイロン製、カジュアル、どの学齢でも使えるものを含みます。オランダ語 ransel は今もナップサックや古いタイプの背負い袋に近く、日本の商品カテゴリと一致しません。日本の4月入学が、この語を「小学校1年生から6年間」に強く結びつけています。
「新しいランドセルを買った」は4月の家族の風景です。