アルバイト
Confidentarubaito
part-time job
katakana
由来
- 元言語
- ドイツ語 (de)
- 元の形
- Arbeit
- 借用ルート
- ドイツ語 → 大正期日本語 (学生隠語起源説)
- 意味の変化
- 労働全般 → 学生バイト・パート
- 最古文献
- 1915
解説
アルバイトが英語の「仕事」系の言葉に見えるなら、意外にも出身はドイツ語です。もとは Arbeit で、仕事、労働、学術的な業績まで指す硬めの言葉でした。それを日本語は、いかにも日本語らしく、日常の「短時間の仕事」を表す使いやすい名前に小さく整えました。
面白いのは、アルバイトがコンビニ用語として生まれたわけではないことです。旧制高校などでドイツ語に学問の香りがあった時代、学生が本代を稼ぐために家庭教師などをして、その副業を Arbeit と呼んだ学生語が広まったとされます。戦後にはさらに一般化し、バイトという気軽な言葉になりました。
つまり「バイトがある」は、ドイツ語の重い意味で「労働がある」ではありません。カフェ、塾、居酒屋、レジなどのシフトがあるということです。カタカナはコピー機ではなく、小さな工房のようなものです。
Arbeit は磨かれ、切り詰められ、日本の学生生活にぴたりとはまりました。