クーデター
Confidentkudeta
coup d'etat
katakana
由来
- 元言語
- フランス語 (fr)
- 元の形
- coup d'état
- 借用ルート
- フランス語政治語 → 近代日本語の国際政治語へ
- 意味の変化
- 国家への一撃 → 政権奪取・武力政変
- 最古文献
- 1880
解説
1888年6月21日の毎日新聞が、精選版日本国語大辞典のクーデター早期印刷例です。元の形はフランス語 coup d'État で、coup は一撃、État は国家を意味します。Merriam-Webster は英語の coup d'état を1646年から記録しますが、日本語は近代の国際ニュース語彙の中でこの政治用語を取り入れました。
明治の政治論ではクーデターが「武力による違法な権力奪取」を意味し、革命とは区別されました。事典類には1799年のナポレオンのブリュメール18日、1851年のルイ・ナポレオンの政権掌握、1922年のムッソリーニのローマ進軍などが代表例として並びます。意味は政府の権力、軍の行動、警察の統制、突然の支配者交代といった政治のコアに近い場所を保ち続けました。
現代日本語ではクーデターが軍事的な権力奪取や、その未遂(クーデター未遂)を指します。英語が coup と短縮することが多いのに対し、日本語はカタカナの長い形「クーデター」が標準です。ビジネスニュースでは強引な経営陣交代を表す比喩として使われることもありますが、本来の政治的な核は崩れず、見出し語として今も新聞に頻出します。
「軍がクーデターを起こした」は典型的な使い方です。