アバンギャルド
Confidentabangyarudo
avant-garde
katakana
由来
- 元言語
- フランス語 (fr)
- 元の形
- avant-garde
- 借用ルート
- フランス語軍事語 → 芸術・思想語として日本語へ
- 意味の変化
- 前衛部隊 → 実験的・革新的な芸術や思想
- 最古文献
- 1920
解説
CNRTL はフランス語 avant-garde を12世紀の軍事用語として記録し、avant(前)と garde(警護)の合成語と説明します。比喩的な文学的用法は16世紀末から見えます。デジタル大辞泉はアバンギャルドをフランス語 avant-garde として登録し、本来の意味を「前衛、すなわち軍隊の先発部隊」と説明します。
永井荷風の1927-28年の随筆に日本語の用例があります。芸術用語の足元には、戦場の語が眠っています。 日本語が強く取り入れたのは、第一次大戦後の美術、文学、演劇、政治思想の分野です。
デジタル大辞泉はキュビスム、未来派、抽象芸術、シュールレアリスムといったヨーロッパの運動と結びつけます。日本語にはすでに漢字の「前衛」があり、芸術評論ではこの漢字語との二重表現が可能でした。アバンギャルドは前衛芸術、モダニズム、シュールレアリスム、ダダといった語と一緒に使われます。
現代日本語のアバンギャルドは、実験的な美術、ファッション、音楽、映画を表すときに、しばしば「な」をつけて形容詞として使われます。フランス語は今でも軍事と文化の両方の名詞用法を持ちますが、日本語ではほぼ文化の側で固まりました。英語の avant-garde は集団やスタイルの名前としても使われますが、日本語のアバンギャルドはむしろ作品が通常の形を拒んでいると示すラベルです。
「アバンギャルドな舞台」は前衛的な演劇の説明です。