パテ
Confidentpate
pate; meat paste
katakana
由来
- 元言語
- フランス語 (fr)
- 元の形
- pâté
- 借用ルート
- フランス語料理名 → 日本語の洋食・惣菜語へ
- 意味の変化
- 肉や魚の詰め物・ペースト料理 → 日本では前菜・パンに塗る食品名
- 最古文献
- 1950
解説
同じカタカナ「パテ」に、二系統の借用語が同居しています。料理のパテはフランス語 pâté が源で、デジタル大辞泉はもう一方の建材パテ(putty 由来)とは別項目で扱います。Britannica は pâté をフランス料理の用語として、肉、ジビエ、魚で作った料理と説明し、pâté en terrine や pâté en croûte を例として挙げます。
フランス語のアクセントはカタカナでは消え、複数形 pâtés も日本語には反映されません。 料理のパテは、フランス料理、洋食、ホテルの食事、後には都市のデリ系食品売り場を経て日本語に入りました。日本の食品ラベルではテリーヌ、ムース、ペースト、レバーペースト、フォアグラといった語と並びます。
意味はフランス語のもっと広いカテゴリー(クラスト入りの調理品も含む)から、味付けした肉や魚のペースト状の前菜・スプレッドという、もう少し限定された方向に絞られました。 現代日本語のパテは前菜やスプレッド系の食品名で、英語の paste 一般を意味することはあまりありません。建材のパテ(putty)と区別するために、文脈が大事です。
Merriam-Webster はフランス語 pâté と英語の pate(頭の意味)を分けて扱いますが、日本語のパテに「頭」の意味は入っていません。「鶏レバーのパテ」と言えば、それはバゲットに塗って食べる前菜の話です。