ハム
Confidenthamu
ham
katakana
由来
- 元言語
- 英語 (en)
- 元の形
- ham
- 借用ルート
- 英語食品名 → 近代・戦後の加工肉語として日本語へ
- 意味の変化
- 豚もも肉の加工品 → 薄切り加工肉・サンドイッチ具材一般
- 最古文献
- 1900
解説
1798年、小学館の日本国語大辞典は『蛮語箋』にハムを記録し、より古い借用元としてオランダ語 ham を挙げます。現代のハムは英語 ham にも一致しますが、辞書はオランダ系の経路も併記します。Merriam-Webster は英語 ham を古英語 hamm(ひざ裏)から豚のもも肉へと意味が移ったとし、肉の意味は1630年代までに明確になります。
日本語の入り口は二系統の交差点です。 日本語の経路はオランダ系の食品語彙、明治の英語系洋食語彙、戦後の加工肉産業の三層を持ちます。ハムは洋食、サンドイッチ、ホテル、給食、加工肉工場で常用語となり、ボンレスハム、ロースハム、ショルダーハム、プレスハム、生ハム、ハムエッグ、ハムサンドのような複合語が広がりました。
小学館は1907年の夏目漱石『虞美人草』にハムエッグを記録します。 現代日本語のハムは、サンドイッチ、サラダ、お弁当、朝食皿に使う薄切りの加工肉を指すことが多いです。英語の ham は伝統的に「豚のもも肉のキュアード品」を強く指し、日本語のハムには肩肉やプレス肉を使った商品も含まれます。
日本食肉情報サービスは現代の日本のハム製品にロース、ショルダー、プレスといった分類を併載します。「ハムサンドを作る」は典型的な使い方です。