リュックサック
Confidentryukkusakku
backpack; rucksack
katakana
由来
- 元言語
- ドイツ語 (de)
- 元の形
- Rucksack
- 借用ルート
- ドイツ語 → 登山・軍装・旅行語として日本語へ
- 意味の変化
- 背負い袋 → 登山用・日常用のバックパック
- 最古文献
- 1900
解説
1924年、精選版日本国語大辞典は荒畑寒村『露西亜に入る』に「リュクサック」を記録しています。元の形はドイツ語 Rucksack。Duden は「肩から背負うベルト二本付きの袋状の容器」と定義し、起源を上部ドイツ語・スイスドイツ語の ruggsack、中高ドイツ語の rucke(背中)に結びつけます。
英語の backpack 経由ではなく、ドイツ語経由でこのかばんは日本に入りました。 日本語に入った経路は、大正・昭和初期の登山、軍装、ハイキング、学校の遠足です。リュックやザックといった短縮形も生まれ、近所にはナップサック、ランドセルといった別系統のかばん語が並びました。
発音にもズレがあり、ドイツ語は中央に有声音に近い s 音を持ちますが、日本語の標準表記では「サック」に落ち着きました。 現代日本語ではリュックサックがアウトドア用の本格的なザックを指す場面が残る一方、通学・通勤用にはリュックの方が一般的です。英語ではイギリス英語の rucksack よりアメリカ英語の backpack が普通で、日本語のリュックは英語の backpack の短縮ではない点が特徴です。
「通学用のリュックを買った」と言えば、もう山の文脈は要りません。