ワンタン
Confidentwantan
wonton
katakana
由来
- 元言語
- 中国語 (zh)
- 元の形
- 雲呑 / wonton
- 借用ルート
- 中国語南方音・中華料理語 → 日本語へ
- 意味の変化
- 雲呑料理 → 日本のワンタン麺・スープ具材
- 最古文献
- 1920
解説
ワンタンの音は広東語の方を向いています。1906年、精選版日本国語大辞典は『日本家庭百科事彙』を早い日本語の例として引き、食べ物は雲呑または饂飩と書かれます。中国側の表記には餛飩(馄饨)もあり、広東語では雲吞、発音は wan4 tan1 とされます。
英語 wonton も広東語経由で、日本語と英語が同じ南方中国の音に出会っています。 日本語の借用は大正・昭和初期の中華麺文化の中で広がりました。高村光太郎『道程』には1914年に支那蕎麦と「わんたん」が並ぶ例があり、古川緑波の日記には1934年の「ワンタンめん」が登場します。
これでワンタンはラーメン、シューマイ、餃子と並ぶメニュー語の一員になりました。複合語のワンタン麺は、餃子をスープに浮かべるような点心の使い方を、中華麺の世界に固定しました。 現代日本語のワンタンは、薄い皮に少量の挽肉を包んでスープに浮かべるか、ワンタン麺の具材として登場します。
英語の wonton は中華料理店で煮たもの、揚げたもの、スープに入れたものまで含みます。北京語は餛飩を húntun と呼び、広東語スタイルのメニューでは雲吞や wonton。日本独自のスーパー食品としてワンタンスープのインスタントが定着している点も特徴です。
「ワンタン麺を注文した」は外食の場面の典型例です。