タバコ
Attestedtabako
tobacco; cigarette
katakana
由来
- 元言語
- ポルトガル語 (pt)
- 元の形
- tabaco
- 借用ルート
- ポルトガル語 → 近世日本語
- 意味の変化
- タバコ植物・煙草 → 紙巻きタバコ一般
- 最古文献
- 1600
解説
タバコが英語 tobacco を短くしただけに見えるなら、意外にも日本語はこの言葉に英語を必要としませんでした。タバコは、16世紀から17世紀にかけてポルトガル商人や宣教師との接触を通じて入った、Portuguese tabaco 由来の古い借用語とされています。 これは日本語の南蛮語の層に属します。
南蛮とは当時のイベリア系との接触を指す古い呼び名で、パン、ボタン、カッパ、コンペイトー、タバコのような日常語を残しました。船、交易、宗教、布、食べ物、珍しい品物の世界です。 歴史の驚きは、植物がすぐ日本に根づいたことです。
タバコはもともとアメリカ大陸の植物ですが、慶長年間、1596年から1615年には日本で栽培が行われていました。アメリカから欧州へ、さらにイベリアの航路を通って東アジアへ来た植物の名が、今もポルトガル語らしい形を保っています。コンビニの言葉が、南蛮船まで連れていってくれるのです。