ジョウロ
Confidentjoro
watering can
katakana
由来
- 元言語
- ポルトガル語 (pt)
- 元の形
- jarro
- 借用ルート
- ポルトガル語 → 近世日本語
- 意味の変化
- 水差し・壺 → 園芸用の水やり道具
- 最古文献
- 1600
解説
ジョウロが静かな園芸用語に聞こえるなら、意外です。その水差しは、ポルトガル語の歴史から水をまいているかもしれません。 ジョウロは、植物に水をそそぐ道具です。
日本語の辞書では、壺や水差しを意味するポルトガル語jarroに結びつけられることが多いです。もとの意味は、液体を注ぐ容器という広いもの。日本語では、庭や鉢植えに水をやる道具へと絞られたようです。
この意味の動きが面白いところです。jarroは注ぐ。ジョウロも注ぎます。
ただし相手は花、苗、ベランダのハーブ、のどが渇いた観葉植物です。広い注ぎ口のある容器が、具体的な水やり道具になりました。 ポルトガル語由来の外来語は食べ物で語られがちですが、ジョウロは日用品や道具にも接触の跡が残ることを教えてくれます。
皿の上だけでなく、取っ手と注ぎ口を持って来た言葉もあったのです。 次にバジルへ水をやるとき、その控えめな道具を侮れません。日本語の根は、見た目より不思議な土に伸びています。