スマート
Confidentsumato
slim; stylish; smart
katakana
由来
- 元言語
- 英語 (en)
- 元の形
- smart
- 借用ルート
- 英語 smart → 日本語で体型・見た目の洗練を表す語へ意味変化
- 意味の変化
- 賢い・洗練された → ほっそりした・格好よい
- 最古文献
- 1920
解説
英語 smart は古英語 smeart に連なり、鋭い痛み、機転、きれいな身なり、効果的な行動など複数の意味を持つ形容詞です。現代英語、とくにアメリカ英語では「賢い」が中心の意味になります。1908年、精選版日本国語大辞典は永井荷風『あめりか物語』が「敏捷」にスマートをあてた例を早い印刷例として挙げます。
日本語側では別の意味の核が選ばれました。 入り口は明治・大正の近代生活語彙で、動作、服装、都市的なふるまい、洋風の所作と結びつきます。精選版日本国語大辞典は寺田寅彦の1920-21年の旅日記の若い「スマートな」トルコ煙草売りや、安東鼓城1931年『銀座細見』の建物が「スマート」になったという例を記録しています。
後にはスリムが体型語として加わり、2000年代以降はスマートフォンとして技術側の意味でも入り直しました。 現代日本語のスマートにはいくつか活発な意味があります。細身、見た目の整い、所作の効率のよさ、そして高機能の道具です。
英語の smart は今でも知的・賢い、機転がきく、IT機器に接続されているといった意味が強く、「スマートな体型」が「賢い体」にはなりません。「彼はスーツ姿がスマートだ」と言えば、それは見た目を褒めている文で、頭の回転の話ではありません。