ボタン
Confidentbotan
button
katakana
由来
- 元言語
- ポルトガル語 (pt)
- 元の形
- botão
- 借用ルート
- ポルトガル語 → 近世日本語
- 意味の変化
- 衣服の留め具 → 押しボタンにも拡張
- 最古文献
- 1600
解説
衣服のボタンの古い借用元はポルトガル語 botão です。Priberam は botão を最初に「衣服の穴を通す部品」、続いてドアの取っ手、電気の押しボタン、花の蕾、関連する小さな丸いものまで併載します。小学館の日本国語大辞典は1651年の俳諧資料『御傘』を引き、「ほたん」という綴りで衣服や足袋の留め具に結びつけられた例として記録します。
明治英語の借用以前から、日本語にはこの語があったわけです。 これは近世のポルトガル語接触からの借用で、明治の英語語彙が日常日本語に入る前の層に属します。最初の意味は衣服の留め具で、後の漢字「釦」「鈕」は当て字風の技術用字です。
近代になると、機械、エレベーター、電話、ラジオが「押しボタン」を一般的にしました。この機械操作の意味は英語 button にも合うため、現代日本語のボタンには「古いポルトガル語の衣服語」と「後の英語と整合する操作語」の二層が同居しています。 現代のボタンは、シャツのボタン、画面のボタン、機械の操作スイッチをカバーします。
ポルトガル語 botão は花の蕾やドアノブまで含み、ネイティブ範囲が広めです。英語 button は衣服と操作の両方を指しますが、日本語の衣服のボタンの最古層はポルトガル語側にあります。「シャツのボタン」「コートのボタン」では衣服の意味が現役、「エレベーターのボタンを押す」では操作の意味です。