アルバイト
Confidentarubaito
part-time job
katakana
由来
- 元言語
- ドイツ語 (de)
- 元の形
- Arbeit
- 借用ルート
- ドイツ語 → 大正期日本語 (学生隠語起源説)
- 意味の変化
- 労働全般 → 学生バイト・パート
- 最古文献
- 1915
解説
元の形はドイツ語 Arbeit。ドイツ語の名詞なので大文字で始まります。Duden は Arbeit を「仕事」と定義し、古いドイツ語の形を「努力」「困苦」に連ねます。
名詞は女性で die Arbeit、複数形 Arbeiten は仕事や論文を意味します。日本語の辞書もデジタル大辞泉などが借用元を「労働、仕事、学術的な業績」と説明し、ドイツ語の本来の意味は限定的なパートタイムではありません。 入り口は明治・大正の旧制高校学生語と説明されることが多く、1868-1926年、ドイツ語の学術用語が学校で権威を持っていた時期です。
当時の高等学校生は、勉強、研究の成果、家庭教師などの副業をひっくるめてアルバイトと呼びました。関連動詞は arbeiten。1945年以降、有給の仕事という意味がキャンパスの外に広がり、短縮形のバイトがパート、パートタイム、後にはフリーターと並ぶようになりました。
現代日本語のアルバイトはたいてい、学生やフルタイム外の人がする臨時・パートタイムの有給労働を指します。ドイツ語 Arbeit は「仕事」を広く指すので、日本語側は意味が狭くなっています。店の貼り紙の「アルバイト募集」は、パートタイムの人材募集の意味であって、ドイツ語の「仕事一般」を募集しているわけではありません。