アルカリ
Confidentarukari
alkali
katakana
由来
- 元言語
- nl_ar (言語コード)
- 元の形
- alkali < al-qaly
- 借用ルート
- アラビア語起源の欧州化学語 → オランダ語・近代化学語経由で日本語へ
- 意味の変化
- 植物灰由来の物質名 → 化学分類としてのアルカリ
- 最古文献
- 1870
解説
アルカリの「アル」は、アラビア語の定冠詞 al- です。元の形はアラビア語 al-qaly で、qaly はアルカリ性物質を作るために使われたサルソラなどの植物の灰を指しました。中世のラテン語化学が alkali を採用し、ヨーロッパの諸言語(オランダ語など)もこの形を経て、近代化学が日本に書物・学校を通じて入る前の段階で広まっていました。
日本語の経路は蘭学から明治の科学にかけて続きます。江戸末期にはオランダの化学書が読まれ、宇田川榕菴の1837年『舎密開宗』が日本語の化学語彙形成における重要な著作の一つです。1868年以降の学校化学では、アルカリが酸、塩基、中和と並ぶようになりました。
意味は「植物の灰由来の物質」から「実験室の分類で使われる化学クラス」へとシフトしました。 現代日本語のアルカリは、アルカリ性の物質またはその性質を意味します。よく使われる複合語にはアルカリ性、アルカリ乾電池、アルカリ金属(リチウム、ナトリウム、カリウムなどを含むグループ)があります。
英語の alkali は主に名詞ですが、日本語のアルカリは複合語の前要素として頻出します。授業でよく語られる事実が一つ。pH 7 が中性で、それより上が日本の理科で言うアルカリ性、下が酸性です。
参考文献
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