キャバレー
Confidentkyabare
cabaret; nightclub
katakana
由来
- 元言語
- フランス語 (fr)
- 元の形
- cabaret
- 借用ルート
- フランス語娯楽語 → 近代日本語の飲食・興行語へ
- 意味の変化
- 酒場・小舞台のある娯楽店 → 日本式ナイトクラブ業態
- 最古文献
- 1930
解説
1926年、小学館の精選版日本国語大辞典は谷崎潤一郎『友田と松永の話』に「キャバレ」を引きます。元の形はフランス語 cabaret で、宿屋・酒場を意味する語です。日本大百科全書(ニッポニカ)はパフォーマンス形式としてのキャバレーをパリのモンマルトルと結びつけます。
1881年に Le Chat Noir、1889年にはステージのあるダンスホールとしてムーランルージュが開きました。 大正・昭和初期、日本の都市型娯楽はカフェー、バー、ダンスホール、レビュー、ミュージックホールといった語彙を持っていました。キャバレーはその語群に加わる語で、ホールやステージのある飲食店を指しました。
1945年以降、占領期の夜の街と都市の風営の許認可制度のなかで、ホステス、生バンド、ダンスフロア、テーブルサービスを伴う日本独自の業態としての「キャバレー」が定着し、皮肉な歌や小規模なステージ芸の意味からは離れていきました。 現代日本語のキャバレーは、昔のスタイルの夜の店を指すことが多く、キャバクラはキャバレークラブの後の縮約形です。フランス語と英語の cabaret は「ショーそのもの」を意味することがありますが、日本語ではむしろ「店の業態」が中心の意味になります。
「昔の銀座には大きなキャバレーがあった」と言えば、それは興行の話ではなく、店の話です。
参考文献
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