シルエット
Confidentshiruetto
silhouette
katakana
由来
- 元言語
- フランス語 (fr)
- 元の形
- silhouette
- 借用ルート
- フランス語 → 美術・服飾語として日本語へ
- 意味の変化
- 影絵・輪郭 → 服や物の輪郭
- 最古文献
- 1900
解説
1759年が、シルエットのカギになる年です。フランス語 silhouette は、1759年3月から11月までフランスの財務総監を務めたエティエンヌ・ド・シルエットの姓に由来します。エティエンヌは1709年にリモージュで生まれ、1767年にブリ=シュル=マルヌで死去。
CNRTL は1763年に portrait à la silhouette を記録し、その名前を輪郭肖像と政治的揶揄に結びつけます。日本語の辞書もフランス語 silhouette を借用元として挙げます。 日本語にはこの語が美術、詩、写真、衣服の語彙を通じて入りました。
精選版日本国語大辞典は1914年、高村光太郎『道程』に陰影の意味を、1926年、梶井基次郎『K の昇天』に描かれたシルエットを引きます。デジタル大辞泉は衣服や物体の輪郭の意味を明示的に追加します。意味は「光に対する黒い横顔」「影の輪郭」から、ファッション、プロダクトデザイン、風景の中で使われる広い形の語へと広がりました。
現代のシルエットは、光に対する暗い輪郭、ドレスの輪郭、車の全体ライン、シンプルな人型のいずれにも使えます。英語 silhouette も同じ美術・輪郭の意味を持ちますが、日本語は特に服飾で「A ラインシルエット」のように頻出します。ファッション誌は I ライン、X ラインも使います。
フランス語は今でも個人名としての歴史を保ちます。「この服のシルエットが好きだ」は日常の典型表現です。