シャベル
Confidentshaberu
shovel
katakana
由来
- 元言語
- 英語 (en)
- 元の形
- shovel
- 借用ルート
- 英語道具名 → 近代日本語の土木・園芸語へ
- 意味の変化
- 掘る道具 shovel → 日本語ではスコップとの使い分けも地域差を持つ語
- 最古文献
- 1900
解説
シャベルとスコップ。よく似た形の道具を指す二語が、日本語で並列に育っています。1869年、小学館の日本国語大辞典は『洋兵明鑑』に古い綴り「ショヱル」を記録し、借用元として英語 shovel を挙げます。
Merriam-Webster は shovel を古英語 scofl とその関連形(持ち上げ・掘る道具)に連ねます。日本語の表記は最初「ショ-」系で、後に英音に近い「シャ-」が広がり、1910年の長塚節『土』には「シヤベル」が登場します。 入り口は明治の軍事、土木、農業、造園の語彙で、西洋の道具と翻訳されたマニュアルが必要とした道具名でした。
日本語にはオランダ語 schop に由来するとされる「スコップ」もあり、シャベルとスコップが並列に発達しました。地域や産業分類によって使い分けが揺れ、JIS の説明では足を乗せる「踏みつけ」の有無を実用的な区別の手がかりにすることがあります。 現代日本語のシャベルは、土、砂、雪をすくう・掘る道具を意味します。
英語の shovel は道具のカテゴリーとして広いですが、日本語ではシャベルとスコップ、ショベルカー、園芸用スコップなどを使い分けることがあります。「シャベルで土を掘る」と言えば、それは庭仕事や工事現場で道具を握っている場面です。