カンフー
Plausiblekanfu
kung fu
katakana
由来
- 元言語
- 中国語 (zh)
- 元の形
- gongfu / 功夫
- 借用ルート
- 中国語 → 英語 kung fu などを介して日本語へ入った可能性
- 意味の変化
- 修練・技量 → 中国武術イメージ
- 最古文献
- 1970
解説
1978年、小学館の精選版日本国語大辞典のカンフー初出例は大藪春彦『傭兵たちの輓歌』です。借用元は中国語 功夫(北京語 gōngfu)。中国語の 功夫 は、文脈と時代に応じて「時間、努力、技、達成、武術の能力」のいずれをも意味します。
デジタル大辞泉はカンフーを「中国拳法」と定義し、変種としてクンフーも併記します。語の核は実は「鍛錬全般」です。 日本語のカンフーは、1970年代の武術映画ブームと一緒に育ちました。
1973年のブルース・リー『燃えよドラゴン』があり、英語の kung fu(Wade-Giles の kung-fu や広東語式の綴り経由)が外国語タイトルを形作りました。日本語にはすでに空手、拳法、中国拳法があったので、カンフーは映画と武術のラベルとして入り、技能一般の語にはなりませんでした。引用された1978年の小説はシンガポールの場面に位置づきます。
現代日本語のカンフーは、中国武術、その実践者、または「カンフー映画」のような映画ジャンルを指します。北京語 功夫 は今も「料理、勉強、工芸に費やす努力」を意味することがあり、必ずしも戦いではありません。英語の kung fu も主に武術ですが、スラングで「専門技能」を指すこともあります。
中国語の「料理の功夫」を、日本語ではふつう「カンフー料理」と訳しません。