ガラス
Confidentgarasu
glass
katakana
由来
- 元言語
- オランダ語 (nl)
- 元の形
- glas
- 借用ルート
- オランダ語 → 近世/近代日本語
- 意味の変化
- glass material → ガラス製品全般
- 最古文献
- 1700
解説
元の形はオランダ語 glas。日本国語大辞典はガラスをオランダ語由来として「珪砂、ソーダ灰、石灰を高温で溶かして作る、硬く脆く透明な物質」と定義します。オランダ語 glas は素材と飲酒器の両方を意味します。
同辞書の関連項目「薩摩硝子」は、1851年に薩摩で赤い透明ガラスの生産に成功した記録に触れます。 語が属するのは近世・近代の素材、医療、貿易、工芸の技術語彙です。ガラスが標準形になる前、日本語にはポルトガル語 vidro 由来のビードロや、オランダ語 diamant に連なるとされるギヤマンが、輸入ガラス器やカットガラスの語として存在しました。
江戸後期から明治の工業生産の拡大とともに、ガラスは窓ガラス、板ガラス、色ガラス、ガラス瓶、ガラス戸といった複合語の中で素材の中心語になりました。 現代のガラスはおもに素材、板、瓶、ガラス製品を意味します。英語の glass は同じく素材を意味しますが、飲酒器の意味も日常的にカバーします。
日本語ではその役割を「グラス」(飲酒器)と「コップ」(普段使いのカップ)に振り分けることが多いです。理科の授業ではガラス棒、ガラス管が実験用具の名前として登場します。「窓ガラスが割れた」は日常の典型表現で、オランダ語 glas と日本語ガラスは素材の意味で重なりますが、日常物体のラベルでは分かれます。