アンチョビ
Uncertainanchobi
anchovy
katakana
由来
- 元言語
- it_en (言語コード)
- 元の形
- acciuga / anchovy
- 借用ルート
- イタリア料理語としての認知に、英語 anchovy 系の音形が重なって日本語へ
- 意味の変化
- 小魚・塩漬け魚 → ピザやパスタに使う塩漬け食材
- 最古文献
- 1950
解説
アンチョビの音は英語経由です。デジタル大辞泉はアンチョビーを英語 anchovy として登録し、Collins はイタリア語 acciuga(複数 acciughe)を同じ魚と説明します。Cambridge 英和は anchovy を「小さな塩漬けの魚」と定義し、イタリア語のメニューでは alice と呼ぶ地域もあります。
日本語の音は英語の anchovy に近く、イタリア語の acciuga ではありません。 日本語に定着したのは戦後の食文化、ピザ、パスタ、オードブル、缶詰、オリーブオイル製品の中ででした。デジタル大辞泉は地中海と南米西岸に生息する小魚を、塩漬け・オイル漬けで使うと説明します。
メニューではピザ、パスタ、オリーブ、ケッパー、バーニャカウダといった語と一緒に並びます。意味は小魚の科(多くはカタクチイワシ)から、調味用の塩蔵食品へと絞られました。 現代日本語のアンチョビは、生きた魚そのものではなく食品名として使われ、生物名はカタクチイワシが担当します。
英語の anchovy は魚と食品の両方を指せますが、日本語の借用はイタリア語 acciuga ではなく英語の anchovy を音モデルにしています。辞書にはアンチョビーという表記もあります。「アンチョビのパスタ」と言えば、それは塩漬けの加工食品を使ったパスタの話で、生魚料理ではありません。